デンナースライフ

リトアニア夫とのデンマーク生活

水曜日クラス:低学年デン語テスト

始まりました、2度目の水曜日クラス。

今週のお題は、デンマークの低学年に対するデンマーク語テストについて。

 

デンマークの小学生は2,3年生辺りからデンマーク語をしっかり理解できてるかどうかの統一筆記テストを受けなあかんように現政府が決めたらしい。テストすること自体は良いんやけど、テストを受けると合格か不合格か決められるらしい。合格であれば、現クラスに残れるし、上がれる。不合格であれば、残るか、下のクラスに行くかって変わってくるらしい。ちなみに小学生は英語もちゃんとカリキュラムが入ってる。

 

今回のテーマで何が焦点になるかというと、筆記テストを受けたとしても合格か不合格しか教えられへんから何が良かったのか、何が悪かったのかが分からず振り返りができないこと。その筆記テストに対してどう勉強すればよいのか親も教師も混乱している状況にあるということらしい。振り返りができないということは、自分の何がダメやったのか自分で考えるという機会が失われてしまうということ。

 

そのポイントについてお互い自国の国と比べてどうなのかを話し合いましょうということやってんけど、日本の小学校とかっていくら成績が悪くても自動的に上がっていくしか覚えてないからそれしか言えへんかったわ。イギリス人と話した時、落ちこぼれはどうなんの?って言われたけど、それなりに彼らは勉強しなあかんって言うといたけどそれ私やんと思ったわ。でも、それでも落ちこぼれでもちゃんと生きていけるんや。それでも自分でどうしたらいいかという考えはそれなりについてると思うで。

 

関係ないけど、イギリスとかアメリカは英語しか学ばへんの?って言いたくなったけどなんか聞き方によってはいやらしい言い方かなと思ってやめといた。難民の人も母国は自動的に上がるけど、自分の子供たちはデンマークで教育を受けてるから子供たちは大変よって言ってたな。

 

難民の人達はみんな母国に帰りたくても帰れへんし、私はいつでも帰れると思ったら甘いなーって思うわ。彼ら彼女らがどんな事情でどんな経緯があってデンマークにいるのかは知らんけど、まぁ頑張ってはるんやなーって思う。まっ良いベネフィットもあるんやろうけどな。

 

一つ余談で先生がデンマークの誇らしく思うことをこの間教えてくれたんやけど、デンマークでは年齢や肩書じゃなくて質によって社会が回ってるのっやって。日本とは大違いやな、年功序列の世界で質が良くても若かったら経験がないと評価されない社会。クラスメートのイタリア人に聞いてみるとイタリアも日本と同じらしい。

 

デンマークは自分でどう何を考えるのかということを重要視してて、それを今まで大切にされてきたんやろなーって思う。だから、先生が言ってたように年齢や肩書じゃなくて人間の質なのよって言葉が一致するよな。それは良いことやとおもうで、デンマーク

f:id:kevi-denmark:20200526040727j:image