デンナースライフ

リトアニア夫とのデンマーク生活

二週目を終えて

無事に2週目が終わって少しずつ緊張はなくなってきた。

 

スーパーバイザーのキアステンについて一緒に訪問して仕事するんやけど、少しずつやるべきこととかどこを情報収集しなあかんか分かるようになってきたかな?

 

とりあえず、知らん用語ばっかりやからその場で調べても時間が追い付かへんから家帰ってからまとめて調べてる。でも意味が分かったらちゃんと理解できるから安心する。

 

今日初めて皮下注射していいよって言われてびっくりした。資格ないからできひんやろって言ったら、スーパーバイザーが許可してるからいいんやでって言われてびっくりした。ってことで、皮下注射久しぶりにさせてもらって手技も問題ないねって言ってくれて嬉しかった。

 

キアステンは本間にいろいろ気を遣ってくれて優しさに溢れてる人。師長的なドーテというリーダーが保健省に私の実習についての交渉を聞いてくれたけど、大学に聞いてくれと門前払いされて結果何もルールは変えられないこと。でも、とりあえず大学に問い合わせてみて検討しましょうって話になってんけど、それをキアステンとドーテが話しててその後に、時間が少しかかるけどいつか看護師になれるから大丈夫よ!ブラジルからの看護師も4年はかかったけど、ちゃんといつかなれるしちゃんと実際にケアもしていいから大丈夫よ。って励ましてくれてなんて優しい人なんやって思った。

 

確かに私、ちょっと落ち込んでたのもあるかもやけど、嬉しかった。看護師やのに看護師として働けへん私は何なんやろ、なんでインターンしてるんやろって考えてしまってたけど今は自信が少し戻ってきた。

 

業務の話にちょっと戻って、、、

 

皮下注射した時、日本でやってた時のようにちょっと痛いですすみませんねって感じでデンマーク語で話したらその言葉はデンマークではいらないって言われた。笑

 

日本の丁寧さと尊敬するふるまいや言葉はデンマークでは合わないこともあるし、何よりも利用者・患者さんと看護師はフェアであるとのこと。それと今のスーパーバイザーと私の関係もフェアであるから、オフィスで道を譲ったりいつも後にいることは必要ないと教わった。

 

日本は、尊敬語や丁寧語からあるから上下関係に厳しい社会があるんやと思うけどデンマークの社会は真逆。看護学生がお昼に帰らはる時、オフィスのみんなに「さよならー!良い週末を!」って歩きながら後ろ向いて帰って行ったのが衝撃やった。

 

看護学生も看護師も利用者もみんなフェア。ただ、病院は違うって言ってた。今は医療者が上らしい。特に医者は神様と呼ばれるぐらいらしく、患者の立場が低いみたい。医療費が無料っていうのも影響してるんかな。フェアでいられる環境は在宅の魅力やっていってた。だから、訪問看護師を選んだみたい。

 

あとは日本特有のNOと言えない性格やけど、必要なNOがあるから必ずNOを言えるように練習しないといけないねって言われた。笑 

 

文化の違いから振る舞いや言動についてとても勉強になったけど、郷に入っては郷に従えやな。デンマーク式でやっていこうと思う。自信をもって。

 

あと在宅医療の物品について、デンマークでは医療物品を誰が払ってるのか?

・生涯必要になる人は市によって払われる。

・手術などで短期で必要になる人は個人で支払う。

また、在宅での物品入手方法?は看護師が足りないなと思ったらパソコンで業者に依頼して、物品は個人の自宅に送られるシステム。

 

デンマークの税金が高い理由もこういうことが一部になってるんやな。

 

あとは、ほぼみんなプラスアルファで勉強した専門性のある看護師で最強チーム。知らんかったんやけど、キアステンは緩和ケア。他の人達は、心臓ケア、皮膚ケアとみんな専門をマスターで勉強してきてるんやって。私もいつかどれか専門性を身に着けられたらなぁ、、緩和ケアか脳の専門を極めたいな。

 

いろいろ学ぶことがたくさんあってとても楽しいでしかない。

 

正直7時出勤は、5時半起きやから若干辛いけど慣れたらやっていけるかな。今は電車で通ってるから6時半の電車に乗ってて、いつかは車で通いたい。

 

とりあえず、今のインターンと並行でデンマーク語もしっかり勉強していかなあかんなと再確認した。今のところ、急性期もやりたいけど訪問看護の魅力をもう少しじっくりと知っていこうと思う。今こうやって親切にしてもらってるこのチームにはいつかは恩返ししたいし、きっとこのまま資格がとれたら働くような気がする。

 

将来のことは置いといて、、とりあえずなんとかなる!努力あるのみ。

 

今日は旦那の誕生日。

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