デンマーク訪問看護業務
訪問看護は3交代で日勤は7時から15時。
準夜勤は15時から23時。
夜勤は23時から7時。
看護師は20人ほどのスタッフ。
基本的にSSA、SSH、看護師が24時間訪問ケアしていて、各部門で利用者の計画や目標があって、全員のスケジュールが管理、共有されてる。記録も全員、システムが一緒やから全員の記録が読めて理解しやすいし、するべきケアがよくわかる。
看護師の訪問時間は1人10分から最大1時間。
基本的には創傷処置、複雑な疾患利用者の内服投与。
2週間の内服セッティング。
留置物の交換。
スケジュールに要する時間が記載されてて一番長い訪問時間の割り当ては傾聴やグリーフケアが多い。他の生活援助は、SSAやSSHの仕事で分担されてる。
デンマークの業務は、それぞれのスキルを最大限に活かせるように分担がしっかり分かれてる。看護師の業務にちゃんと集中できるところがポイント。
日勤での業務では、7-8時が情報収集で8時から12時半か13時までに合計7人ほどの訪問。午後は基本記録。15時には即退勤。
デンマークの訪問看護は実際に看護師がするべき医療行為とスキルに合わせたケアが中心となってる。日本のように自分の目で全て観察していきたいところやけど、ちゃんとSSA,SSHがしっかりと細かく記録してくれてるから安心できる。だから、ちゃんと連携がとれてて、しっかりとチームプレイができてる。
今までシステムについてなんか考えたことなかったけど、より良いケアを受けるのに効率よいシステムも大事ということを学んだ。
ちなみにデンマークのホスピス入居者が在宅へ帰れる確率はたったの10パーセントらしく、幅広いケアが提供できるように在宅医療の専門性が課題となってる。
また、在宅での点滴や注入は基本的には病院からの派遣で行われる。もしくは病院へ行って行われるパターンが多い。日本みたいに胃瘻の人がやっぱり少ない印象はある。
どれだけの方がおられるのかは不明やけど、気になるからこれから分かったらまた記載していこうと思う。