デンナースライフ

リトアニア夫とのデンマーク生活

2020年

2019年冬から今までデンマークで過ごしてみてなんとかなるようになって、あっという間に過ぎた。

 

2019年10月ー2月 ビザが届いて住所登録していろいろ落ち着くまでに4か月かかった。

 

2019年2月ー6月 やっと学校始まった。濃かった。

 

2019年5月 猫という家族が増えた。

 

2019年6年ー11月 コロナで規制がかかり、ほぼ家か学校。からのロックダウン。

 

2019年11月 訪問看護インターンが始まった。

 

2019年12月 問題なくインターンができるようになった。

 

いろんなことがあったようでなかったような?でも、何一つ辛いことはなかった。

あったけど乗り越えたんかもしれへん。

 

今後のことはとりあえずなるようになるから心配はしたくないけど、看護師なるためにもデンマーク語をしっかり勉強していくそれだけ。

 

訪問看護やってて魅力はもちろんあるけど、やっぱりいつか脳神経の集中ケアやりたいなと思ったり、緩和ケアをやりたいなと思ったり、、

 

脳外の集中ケアはコペンハーゲンしかない。でも、もし看護師になれたら訪問看護でしばらく働く必要はある。わざわざこんな私を拾ってくれた恩返しの意味も込めて。

 

でも、今まで脳外やってきたから訪問看護で違う分野を知りながらいろんなことを勉強していけばいいか。また、最後には脳外に戻りたいな。やっぱり、看護師のことを考えたり、勉強してると楽しい。

 

語学学校はオンラインに切り替えて、B2まではとりあえず順調にいけば今年中に終わるはず。それから、PD3からのstudieprøven。道のりは長いけど、なんとか認可が下りるようにその道をたどるしかない。焦らず、ゆっくりやっていこう。

 

2020年は、チャイナvirusで世界が混乱したけどいつか落ち着きますように。

家族と友達が幸せで健康でいてくれてることに感謝して来年は日本へ帰れますように。。

 

デンマーク訪問看護業務

 

訪問看護は3交代で日勤は7時から15時。

準夜勤は15時から23時。

夜勤は23時から7時。

看護師は20人ほどのスタッフ。

 

基本的にSSASSH、看護師が24時間訪問ケアしていて、各部門で利用者の計画や目標があって、全員のスケジュールが管理、共有されてる。記録も全員、システムが一緒やから全員の記録が読めて理解しやすいし、するべきケアがよくわかる。

 

看護師の訪問時間は1人10分から最大1時間。

基本的には創傷処置、複雑な疾患利用者の内服投与。

2週間の内服セッティング。

留置物の交換。

 

スケジュールに要する時間が記載されてて一番長い訪問時間の割り当ては傾聴やグリーフケアが多い。他の生活援助は、SSASSHの仕事で分担されてる。

 

デンマークの業務は、それぞれのスキルを最大限に活かせるように分担がしっかり分かれてる。看護師の業務にちゃんと集中できるところがポイント。

 

日勤での業務では、7-8時が情報収集で8時から12時半か13時までに合計7人ほどの訪問。午後は基本記録。15時には即退勤。

 

デンマーク訪問看護は実際に看護師がするべき医療行為とスキルに合わせたケアが中心となってる。日本のように自分の目で全て観察していきたいところやけど、ちゃんとSSA,SSHがしっかりと細かく記録してくれてるから安心できる。だから、ちゃんと連携がとれてて、しっかりとチームプレイができてる。

 

今までシステムについてなんか考えたことなかったけど、より良いケアを受けるのに効率よいシステムも大事ということを学んだ。

 

ちなみにデンマークホスピス入居者が在宅へ帰れる確率はたったの10パーセントらしく、幅広いケアが提供できるように在宅医療の専門性が課題となってる。

 

また、在宅での点滴や注入は基本的には病院からの派遣で行われる。もしくは病院へ行って行われるパターンが多い。日本みたいに胃瘻の人がやっぱり少ない印象はある。

 

どれだけの方がおられるのかは不明やけど、気になるからこれから分かったらまた記載していこうと思う。

 

こんな感じです、デンマーク訪問看護の業務。

 

 

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二週目を終えて

無事に2週目が終わって少しずつ緊張はなくなってきた。

 

スーパーバイザーのキアステンについて一緒に訪問して仕事するんやけど、少しずつやるべきこととかどこを情報収集しなあかんか分かるようになってきたかな?

 

とりあえず、知らん用語ばっかりやからその場で調べても時間が追い付かへんから家帰ってからまとめて調べてる。でも意味が分かったらちゃんと理解できるから安心する。

 

今日初めて皮下注射していいよって言われてびっくりした。資格ないからできひんやろって言ったら、スーパーバイザーが許可してるからいいんやでって言われてびっくりした。ってことで、皮下注射久しぶりにさせてもらって手技も問題ないねって言ってくれて嬉しかった。

 

キアステンは本間にいろいろ気を遣ってくれて優しさに溢れてる人。師長的なドーテというリーダーが保健省に私の実習についての交渉を聞いてくれたけど、大学に聞いてくれと門前払いされて結果何もルールは変えられないこと。でも、とりあえず大学に問い合わせてみて検討しましょうって話になってんけど、それをキアステンとドーテが話しててその後に、時間が少しかかるけどいつか看護師になれるから大丈夫よ!ブラジルからの看護師も4年はかかったけど、ちゃんといつかなれるしちゃんと実際にケアもしていいから大丈夫よ。って励ましてくれてなんて優しい人なんやって思った。

 

確かに私、ちょっと落ち込んでたのもあるかもやけど、嬉しかった。看護師やのに看護師として働けへん私は何なんやろ、なんでインターンしてるんやろって考えてしまってたけど今は自信が少し戻ってきた。

 

業務の話にちょっと戻って、、、

 

皮下注射した時、日本でやってた時のようにちょっと痛いですすみませんねって感じでデンマーク語で話したらその言葉はデンマークではいらないって言われた。笑

 

日本の丁寧さと尊敬するふるまいや言葉はデンマークでは合わないこともあるし、何よりも利用者・患者さんと看護師はフェアであるとのこと。それと今のスーパーバイザーと私の関係もフェアであるから、オフィスで道を譲ったりいつも後にいることは必要ないと教わった。

 

日本は、尊敬語や丁寧語からあるから上下関係に厳しい社会があるんやと思うけどデンマークの社会は真逆。看護学生がお昼に帰らはる時、オフィスのみんなに「さよならー!良い週末を!」って歩きながら後ろ向いて帰って行ったのが衝撃やった。

 

看護学生も看護師も利用者もみんなフェア。ただ、病院は違うって言ってた。今は医療者が上らしい。特に医者は神様と呼ばれるぐらいらしく、患者の立場が低いみたい。医療費が無料っていうのも影響してるんかな。フェアでいられる環境は在宅の魅力やっていってた。だから、訪問看護師を選んだみたい。

 

あとは日本特有のNOと言えない性格やけど、必要なNOがあるから必ずNOを言えるように練習しないといけないねって言われた。笑 

 

文化の違いから振る舞いや言動についてとても勉強になったけど、郷に入っては郷に従えやな。デンマーク式でやっていこうと思う。自信をもって。

 

あと在宅医療の物品について、デンマークでは医療物品を誰が払ってるのか?

・生涯必要になる人は市によって払われる。

・手術などで短期で必要になる人は個人で支払う。

また、在宅での物品入手方法?は看護師が足りないなと思ったらパソコンで業者に依頼して、物品は個人の自宅に送られるシステム。

 

デンマークの税金が高い理由もこういうことが一部になってるんやな。

 

あとは、ほぼみんなプラスアルファで勉強した専門性のある看護師で最強チーム。知らんかったんやけど、キアステンは緩和ケア。他の人達は、心臓ケア、皮膚ケアとみんな専門をマスターで勉強してきてるんやって。私もいつかどれか専門性を身に着けられたらなぁ、、緩和ケアか脳の専門を極めたいな。

 

いろいろ学ぶことがたくさんあってとても楽しいでしかない。

 

正直7時出勤は、5時半起きやから若干辛いけど慣れたらやっていけるかな。今は電車で通ってるから6時半の電車に乗ってて、いつかは車で通いたい。

 

とりあえず、今のインターンと並行でデンマーク語もしっかり勉強していかなあかんなと再確認した。今のところ、急性期もやりたいけど訪問看護の魅力をもう少しじっくりと知っていこうと思う。今こうやって親切にしてもらってるこのチームにはいつかは恩返ししたいし、きっとこのまま資格がとれたら働くような気がする。

 

将来のことは置いといて、、とりあえずなんとかなる!努力あるのみ。

 

今日は旦那の誕生日。

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初出勤

初日出勤、めっちゃ緊張しながら行ったんやけど周りの人がみんな優しい人すぎて、その対応にびっくりした。

 

会う人みんな同じような顔に見えるから誰に挨拶したかどうかわからへんけど、とりあえずみんな笑顔で日本の看護師さんよね!楽しみね!ようこそって言ってくれるし朝から感動。

 

キアステンというベテラン看護師さんについてシステムとやらを教えてもらった。午前は7人ほどの利用者さんの自宅を訪問してお昼には戻ってきて、午後は記録と処置物品の不足分を用意するなどして15時には退勤。

 

7時 出勤

7時15分から45分 情報収集

8時 車で訪問

12-13時 帰宅

30分 休憩

15時 退勤

 

という流れで、ちゃんと情報収集の時間が確保されてることに感動。

しかも、個人個人のスケジュールが既に決められてる。

それはスケジュール・コーディネーターさんが訪問介護、看護と4人働いててスタッフ全員のスケジュールを決めてくれはる。

 

自分のスケジュール表印刷したら、名前と必要事項と注射や薬管理などのやらなあかんことが書いてある。それをみて+に何しなあかんかを考えて動く流れ。

 

日本の訪問看護では働いたことがないからわからへんけど、そういうところもあるんでしょうか。病院では自分で情報取ってやらなあかんことを見つけて抜けがないかをやっていかなあかんけど、こうやってコーディネートしてくれるって素敵。

 

それと、薬はネットでデンマーク国内の病院・薬局・施設が全て繋がってて共有されてる。だから、内服管理できない人は訪問看護師がオーダーして家族が薬局に取りにいく流れ。デンマークは内服薬は有料やから。

 

一緒に回って利用者さんもちゃんと私の存在に興味持ってくれたりと嬉しい限りやけど、まだデンマーク語をしっかり話せへんから50パーは想像して話聞いてる。

 

お昼12時半に戻ってきて、キアステンがあと2人ちょっと一人で回ってくるから記録読んで待っててねって言われたし待ってたら、周りのスタッフにお腹空いてるやろ!?こっち来て一緒に食べよう!!って言ってくれた。

 

日本では普通お昼休憩行っていいでって言われたから行くもんやし、じっと待ってたんやけど、デンマークではお腹空いたら先輩よりも先に食べるってことは普通らしい。そもそも、敬語って言葉もないから看護学生もスタッフと上下って雰囲気も出さずに普通に喋ってるしナチュラルな光景やった。

 

日本ではありえへん光景ばっかりが広がってたんやけど、これがデンマークの働き方なんやなって思った。仕事内容も人も良し、すべてが良すぎるぐらいやけど丁寧にまじめに引き続き続けて頑張っていこうと思います。

 

潰瘍の処置とかもさせてもらえるし、でも言葉が100パー分かってるわけじゃないからやらせてもらうのに責任めっちゃ感じて緊張してやったことないように思われたりもするからちゃんと説明は必要。私が言語とデンマークの看護事情を知るために実習してることを分かってる人もいれば、分かってない人もいるから説明できるようにしていかなあかん。ほんで、あとは皮膚ケアについて乏しいから勉強しなおそうと思う。

 

とりあえず、デンマーク語早すぎてついていけへんけど頑張って聞けるように勉強します。

 

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訪問看護ステーションで実習?仕事決定

まさかの突然、訪問看護ステーションでの実習が決定した。そしてお給料ももらえるので実際にはお仕事。

 

テレサの娘さんが市で働いていて、Sakskøbing hjemmsygeplejerske vest team に私のことを紹介してくれて昨日面談してきた。

 

自分で話さなあかんことを予め頭で考えて行ったんやけど、リーダーの人と地域看護師のまとめ役の人が温かく迎えてくれた。

 

初めから既にもう向こうが話すことも決めてくれてて、私のどうやったら看護師として働けるのかを計画してくれてた。

 

・まずは私の語学の問題があるけど、とりあえず学校やオンラインで自身で頑張ること。

 

・それと臨床経験があるから、なぜその臨床経験は含まれないのかを保健省に聞いてくれること。

 

・513時間の実習が足りないから、訪問看護ステーションでひとまず3か月の実習を始めてそれを認めてもらえるか交渉するとのこと。

 

・実習でもお金が出るらしくてジョブセンターと連携してくれるとのこと。

 

ヨーロッパでは実習でもお給料が発生するところが多いらしい。日本は理論重視なんやなぁと思うところ。

 

びっくりした。こんなにも考えてくれてて自分の今までやってきたことが糧になったんやなって思った。

 

自分のCVも自慢できるもんじゃないけど、ある程度経験があってそこを見てくれたんやと思う。こんなにも働いてきたじゃないのって言ってくれて、看護師として働くことが恋しいですって言ったらめっちゃわかってくれた。

 

話が終わって、早速部署の人々に説明してくれたりユニフォームと写真とネームタグも作ってくれてこの1時間で180°人生が変わった。こんな日が来るなんて思ってもなかった。

 

目指すは看護師として働くこと。プレッシャーはあまり感じずにありのままの自分で楽しむしかない!

 

こんな日本人に優しくサポートしてくれる人々が周りにいてくれる環境があることに感謝。これからが挑戦や。 

 

今日は、嬉しすぎる日でした。これからもいろんなことが起きると思うけど、焦らず分からんままでもいいから前を向いて生きていこうと思います。

 

人生なんとかなる。すべては糧になる。

 

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病院でボランティア

テレサが急性期病棟の師長さんと同僚やったらしく、病院ボランティアできるかどうか聞いてくれて、一緒に病院に行ってきた。

 

最初テレサがなんで連絡とってくれたのかあんまりよく繋がってなかって、面談する時に自分の思うように言えなくて、言われたことを言うことしかできひんかったけどポジティブな反応と返答をもらうことができた。

 

家に帰ってから、看護師資格とるまでボランティアとして働いて言語を習得することができるって意味やったっていうのが分かって情けなくなった。

 

結果ボランティアさせてもらうことになりそうやから、自信もって頑張ろうと思う。

 

ボランティアさせてもらうことだけでも十分嬉しいし、精一杯ボランティアして学ぼうと思う。

 

もうすぐここに引っ越してきて1年になるけど、この一年の集大成としていろんな基礎をいろんな人のおかげで作ることができて本間に嬉しい。

 

2年目もチャレンジしてまっすぐな気持ちで生きていこうと思う。テレサにも出会えていい関係を築けて本当に嬉しいしかない。

 

今までこうやって築いてきた今私のまわりにいる人達は決して運じゃないし、自分がアクションして起こした結果であるから自分を信じてまっすぐな気持ちでやっていく姿勢は変わらず生きていこうと思う。

 

いつも書きたいこといっぱいあるんやけど、書く瞬間からめんどくさくなって適当になって終わるパターン。これからも頑張ろう。

 

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新たなアラビック

新しいクラスメイトが入ってきたんやけど、またトラブル増えた。

 

イラン出身の子で、別に中東の子が入ってくるのは問題ないんやけど

 

みんな自由なのと協調性がゼロやからやりにくくて仕方ない。。

 

一応医師らしいからいろんな話できるかと思いきや、デンマーク語は話せてるけどまぁまぁ発音違うから聞き取りにくい。

 

こんな文句言ったら失礼やし、自分も完璧じゃないからその発音違うでなんて言わへんけど平気で向こうから言ってくる。なんで?

 

先生はいつも発音が重要やっていうくせにそのクラスメイトはモジュール1をスキップしてモジュール2からやから基本のこともわかってなさげで、先生もそれに丁寧に教えてて私らのクラス授業進んでない。

 

その先生は男の子大好きやから見ててすぐわかる。気持ち悪い。

 

グループでテーマに沿って話す練習をよくするんやけおど、まぁ変な質問してくるよな。初日からイスラム教の結婚まで処女でいることについてもじっくり話してた。

 

もうウクライナの子と、・・・・やわ。授業も非常に遅いし、その人に合わすとそうなるか。。

 

やっぱりモジュール3からこの学校に残るか、オンラインにするか悩むところやけどオンラインにしようかな。

 

モジュール6まで行けるのならオンラインでもいいか。

 

中東の人達、悪い人達じゃないねんけど、一緒に勉強するのはつらい。

 

あと休憩後にちょっと自分たちのことをデンマーク語で少し話してて終わってからグループワークしようと思ってたんやけど、その間ずーーーーーと「今グループワーク始めへん?始めへん?始めへん?」ひったすら話割り込もうとしてて、ウクライナの子が今喋ってるやん?って言うてくれた。

 

空気読むこともできないのか、、割り込んで話してもいい文化なのか、、

 

ほんで一緒にやろうとしてたのに一人でやってたしもうカオス。。

協調性ぜ・ろ・・

 

考えるだけ時間の無駄やから、ここまでにして自分にフォーカスします。

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