差別意識について
海外に住んで思ったことを正直に書いてみようと思う。
それは、差別意識について。
去年オランダとデンマークに半年ずつ住んでみて、今はデンマークに拠点を移して生活してるけどこれまで明らかな差別はされてことはない。
鈍感やったってのもあるかもしれへんけど、あれ?ん?って思うことは数回あったかな。
オランダでアラブ系の人の前通った時に聞こえるようにくそチャイナって言われたわ。あとは、アムステルダムで日本人の友達が遊びにきてくれた時にレストラン行って注文する時に今忙しいからあんまり頼まんといてなって言われたこと。
どっちも差別かって言われると曖昧なところやけど、捉え方と自意識過剰状況によれば差別やったんちゃうかとも考えられる。
オランダで住んでた時、コペンハーゲンで住んでた時はあまりにも移民が多いから何言われたってどうでもいいって思えてたんやけどここ最近の心境はなんか違うねん。
ニュークビンフォルスターという小さいデンマークの田舎街にやってきて知ってる日本人は一人。他はほとんどがデンマーク人。
勉強しなあかんから家にひきこもりがちやし、久々にカメラ持って写真でも撮ってみようかなって思って外に出てみると結構じろじろ見られることが多くて、、自意識過剰やからそんなん考えんでいいって頭のなかで考えなおしても結構ネガティブになってしまうねんな。
別に何かを言われたり、差別と捉えられるような行動をされたわけでもなく、むしろ笑ってくれはる人もいるし、ひどい体験をしたわけでもないんやけど、、なんでか縮こまってしまう。
これが自然と構えてしまってる差別意識なんかと気がついてん。差別意識って普通、自分が発したり行動したことが差別に繋がるかどうかっていうそっちの意味合いやけど差別されるんじゃないかっていう差別意識もあるんちゃうかなって思う。
街の広場で写真撮ったりしたかってんけど、なんでか!気づいたらどんどん離れて歩いてて気がついたらハウンにいてて気がついたらバイクレーンを歩いてておばはんにめっちゃ睨まれた。
ごめんやん、おばちゃん。確かに私が悪いねんけど睨まんかってもいいやん。
いや自分が悪いんやけど百パーセント。
自分が悪いんやけど、やっぱり受け入れてもらえないんやんなーって思ってしまった。
ほんでからアジア人への差別の動画とかSNSでよく上がってるからみてみると結構ショッキングやったりするし、もしかしたら自分にもこういう差別をされるのではないかという不安が大きくなった故に外に出るのが怖くなったんやとアセスメントしてみる。
最初は相手にどう思われてるかわからんから評価が気になって怖いって思ってたけど、やっぱりアジア人一人ここにいたら差別をされるんじゃなかろうか、差別をされる前に良い印象を与えて差別されないようにしようって考えてるような気がする。あのおばはんに睨まれたあの顔は忘れらへんよな。まっどうでもいいけど。
なんかいじめられる子にならんように周りに気を遣って自分が自分でいられなくなるみたいな感じちゃう?いや、まさにその通り。
でも、こんな思考でずっとこれから生きていくわけにはいかへんし私は日本人らしく日本人としてデンマークにいるわけやから自信をもとう。この国になじむためにもデンマーク語も勉強してるし、不真面目なわけでもないから自分らしくいよう。
そう思っててもやっぱり外に一人で行く時はちょっと勇気が必要やけど、自分らしくいられるようになったらきっとなれるやろうし、時間が解決してくれるのかもしれへん。
自分が抱えるこの差別意識は自分しか変えられへんし、自分がこの国でどうやって生きていきたいかってことやろなって思う。
次からは、自分らしくアジア人として日本人として誇りをもって歩こうと思う。
自己肯定感を持とう、自己愛を持とう、堂々と歩こう私は日本人。